Contents
鹿児島県にある与論島ってどんな島?
与論島といえば沖縄県のイメージがありますが、実は鹿児島県にあります。鹿児島からは約560km、沖縄本島からはわずか約23kmに位置する、珊瑚に囲まれた美しい島です。目の前にはエメラルドグリーンの海が広がり、咲いている花はハイビスカスやブーゲンビリア、あたたかい島の人たちや食事などは沖縄にとても似ています。海の透明度やグラデーションは本当に綺麗で、一度は訪れて欲しいおすすめの島です。
与論島へのアクセスは?本部からフェリーが断然オススメ!
与論島へは、飛行機で鹿児島から1時間35分、奄美大島からは45分、沖縄からは40分で行くことが出来ます。
鹿児島と沖縄からはフェリーでも行けますが、実はこのフェリーがとってもおすすめなんです。特に沖縄本部港から行かれる場合は断然フェリーをおすすめします!!!
何故かというと
沖縄の本部港からフェリーで2時間30分で行ける!!
しかも片道約1,500円で行けちゃうんです。
Wi-fiもあります。
沖縄から与論島まで飛行機で行くと安くても片道1万円程度かかる上、一日1便のフライトの到着時間は14時頃(2019年9月現在)になります。
フェリーはというと、出発は朝9時20分と早いものの11時50分には到着するので、午後から丸々時間を使う事が出来ます。旅費も格段に抑えることが出来るのでその分食事や宿にまわす事も出来るし、リーズナブルでお得な旅をする事もできます。
但し、那覇からフェリーで行く場合は約5時間かかってしまうので、飛行機の方が快適かもしれません。しかし金額と到着時間を優先するメリットはあるといえます。
ちなみに何故このような値段で行けるのかというと、2019年4月から沖縄県と鹿児島県が連携して『奄美・沖縄交流割引』を行なっていて、沖縄から与論島への運賃が片道1,420円割引きになるんです。フェリーの予約は出来ず等級は2等限定になりますが、短時間の旅なので特に問題はないと思います。割引期間は2020年3月までとされていますので、行かれる方は念の為確認された方が良いと思います。
早速フェリーへ!
中部に住んでいる我が家は、本部港から乗船しました。
この周辺には本部港の他に、渡久地港、運天港もあるので、間違えないようにご注意を!(ちなみに我が家は運天港と勘違いし、あわや乗船出来ないところでした)
マイカーをフェリーに乗せない場合、港に無料で停められます。(ちなみに運天港は有料で近くの駐車場に停めるので、本部港は
伊江島行きと鹿児島方面行きの券売所が分かれているので、鹿児島方面行きでチケットを買います。
乗船手続きは出発20分前までです。ギリギリだと乗れない事もあるので、要注意です。我が家は港を間違えて8分前に到着し、なんとか乗れましたが、船の階段が閉じられると乗れなくなるそうなので、危機一髪でした。
想像以上に大きな船です。
車も一緒に乗せる場合はここから直接船内に行きます。
目的地によって部屋が分かれてます。
二等は雑魚寝かと思いきやマットが敷かれていて、一人分ずつ区切られていました。
靴は靴箱にしまいます。
売店にはお菓子や飲み物、お土産が置いてあります。乗船後しばらくすると閉まってしまうので、買い物がある場合は早めに買うか、営業時間を確認した方が良いです。
食堂。与論島への乗船時間中はご飯の提供はありませんでしたが、解放されているので利用可能です。自動販売機で軽食は販売していました。
大量のアルコールの自動販売機。
デッキに出ると伊江島が目の前に見えます。この距離からの伊江島を拝めるなんて、嬉しいです。感動して写真撮りまくりました。
出発して30分程はデッキで景色を楽しみ、1時間ほど客室で仮眠し、携帯を眺めたり船内を探検してる間に、あっという間に与論島が近付いて来てました。
フェリーからも分かる海の透明度に到着前からテンションが上がりまくり!ワクワクしかありません。
与論島に到着&観光
港に着いたらレンタカー屋さんがレンタカーを用意して待っててくれました。与論島にある大抵のレンタカー屋さんは、空港や港に来てくれて、帰りは乗り捨てることが出来ます。料金的にはフェリーに車を乗せるよりレンタカーを借りる方がお得です。
今回手配したのは、コロレンタカーというところ。翌日のフェリーの時間まで借りて軽自動車で6,000円でした。対応も親切で良かったです。
島内での移動手段は?
与論島は割と広く、ビーチも点在しているので、カフェ巡りや美味しいご飯屋さん、ビーチを何箇所か回りたい場合は、レンタカーでまわることをオススメします。
フォトジェニックなヨロン駅!
与論島に着いてまずはじめに向かったのは港からすぐの「ヨロン駅」。
鉄道の走っていない与論島に駅があるなんて意外ですが、写真映えするようなとっても可愛い駅舎があるんです。与論空港からも港からも近いので、到着してすぐか、出発する直前に立ち寄るのがオススメです。
ヨロン駅の看板が出てくるので、矢印の通りに進みます
階段をのぼると駅舎と板書があります。
ヨロン駅について説明書きでした。
電車が走っていない与論島に駅があるとは意外ですが、ちゃんと理由があるようで、沖縄から奄美大島、鹿児島まで、国道58号線が走っていて、その国道を経由する与論島を鉄道に見立てて駅を作ったそうです。設置されている車輪と短いレールも実際に使われていたもので本物とのこと。
早速ヨロン駅舎へ!
「天の川銀河鉄道本線」というネーミングが可愛い!
駅舎を進む小道があったので進んでみました。
崖から海を望むような感じです。透明度が凄いです。
●ヨロン駅
住所:鹿児島県大島郡与論町大字立長684
与論島はカフェ天国
ランチは絶景カフェ「くじらカフェ」へ
ヨロン駅を出る頃はちょうどお昼時だったので、ランチに向かいました。
旅先では地元で美味しい食堂を探してお邪魔するようにしていますが、美味しいお料理が食べられるカフェも立ち寄ることにしています。
決して広くない与論島ですが、行く前に調べたところ島内にはカフェが割とあります。どのカフェもオシャレで可愛くて、迷うくらいでしたが、ランチという事で
・食事が出来る(美味しければなおよし)
・景色が良い(せっかく島にいるのだから絶景であればなおよし)
・オシャレ(カフェであればオシャレな空間であればなおよし)
という条件で選んだのがココ「くじらカフェ」
与論駅から車で5分ほど走らせたところにあります。
与論島の建物は白が多く、とにかく海に映えます。
入り口。店内の奥に青い海がすでに見えます。
食事メニューはカレー・パスタ・サンドイッチの3種類。どれも与論の島野菜などを使っているこだわりメニューのようです。
デザートは数種類のマフィンとパンケーキ。こちらも島産を使用しているようです。
ドリンクメニューが豊富です。
モリンガ麺のパスタとカレー、デザートのバナナのマフィンをオーダーしました。飲み物は次にもう一軒カフェにいく予定だったので、やめました。
モリンガ麺のパスタ。麺がモチモチしていて美味しい。
ココナッツカレー。与論ハーブを使っているということで、スパイスの香りに加えてハーブの香りもうっすらします。辛くないのでお子様でも食べられます。辛味を加えたい場合は店内に置いてあるスパイスを好みでかけます。
与論島産の島とうがらし。全種類試しましたがマイルドな辛さで風味付けのような感じ。ラベルも可愛い!
デザートのバナナマフィン。しっとりしていて甘さ控えめ。美味しいです。くじらの箸置きも可愛い。
可愛い店内から眺められる海やお庭は、お料理が来るまでの間にゆっくり散歩しました。
可愛いハンモックがあるお庭
店内の至る所に店主のこだわりとセンスが光っていました。海を眺めながらちょっとおしゃれなカフェでランチやティータイムを過ごしたいという方にはオススメです。
営業日が不定期のようなので、訪れる場合は事前に調べて行かれるのが良いです。
●くじらカフェ
住所:鹿児島県大島郡与論町大字立長1622−3
まるでギリシャ?!「海カフェ」へ
くじらカフェでお腹を満たしたあとは、与論島の中でいちばん飲食店などが点在している茶花というエリアにある「海カフェ」に、食後のお茶に行きました。
ここ海カフェは口コミがかなり良く、「くじらカフェ」とこちらの「海カフェ」で最後まで迷ったので、行ってみることにしました。
ギリシャのミコノス島と姉妹都市である与論島は、白亜の建物があちこちに立ち並んでいて、本当にギリシャにいるような気分になります。この海カフェも白と青の外観と青い海が異国情緒溢れています。
カフェの入り口までの渡り廊下も素敵です。
いざ店内へ。
店内のインテリアや調度品も統一感があっておしゃれです。
窓からは海が見えます。
メニューはデザートと豊富なドリンクです。(ランチに来なかった理由は、単に食事メニューがなかったからです。)
レモンスカッシュとオレンジティーを頂きました。食後にさっぱりで、どちらも美味しかったです。
テラスに出ると港の景色が広がっていました。
テラス席で頂くのもいいですね。
ちなみに、お店の1階に石窯ピザが食べられるお店「石窯ピザ グリークガーデンKAI」があります。食事をしたい場合はこちらで頂くのもありかもしれませんね。
●海カフェ
住所:鹿児島県大島郡与論町大字茶花2309
与論島カフェ、色々
ちなみに、与論島にあるカフェを調べていた時に、気になったカフェを挙げておきます。気になるカフェがあったら是非行ってみてください。私も次回機会があれば行ってみたいと思います。
●AZUL CAFE
与論島ヴィレッジ内にあり、雰囲気もオシャレでとっても美味しそうなメニューがたくさんありました。
●Cafe COCO
17時から深夜2時までやっているので、夜カフェが楽しめます。
●MEEDAFU'S YUI HOSTEL and COFFEE
2018年6月にオープンしたホステルもある新しいカフェ。朝食から夕食まで楽しめるようです。
いよいよ、与論島のエメラルドグリーンの海へ
与論島にはいくつものビーチがありますが、どこのビーチに行っても透明度抜群で、人も少なく楽しめると思います。我が家はシュノーケルができるスポットを探して、ウドノスビーチとメーラビビーチの二箇所行きました。どちらも海の透明度は抜群でオススメです。
透明度抜群ウドノスビーチ
海カフェのある茶花から近く、波が穏やかなビーチです。ビーチの入口にトイレと足が洗える水道があり、オススメです。
ビーチの入口。エメラルドグリーンの海が見えてワクワクします。
この岩と岩の間は潮が引くと探検気分で歩いて進んで行けます。先に行くと海に繋がってるいて、そこもシュノーケルスポットだそうです。
この日は台風の直後で少し波があった為が少ししか魚は見れませんでしたが、普段は運が良いとウミガメにも会えるくらい綺麗な魚を見ることができるようです。
●ウドノスビーチ
住所:鹿児島県大島郡与論町茶花2352-3
美しい人という意味のメーラビビーチ
島の言葉で美しい人という意味のある「メーラビ」ビーチ。まさにその言葉通り、美しい海が楽しめます。ホテル与論島ヴィレッジのすぐ近くにあるので、宿泊者も訪れるようですが、行った時は誰一人いませんでした。
この道を抜けると、ビーチに出ます。
岩場付近はシュノーケルが出来ます。
台風後ということもあり、少し水は濁っていましたが、それでも綺麗だったので普段の美しさは想像を絶するでしょうね。
●メーラビビーチ
住所が分かりませんが、与論島ヴィレッジを目指しながら下記の地図を手掛かりにして下さい。草むらの間を縫ってビーチに出るような感じですが、人も少なく海の透明度は抜群です。トイレやシャワーはありません。
与論島で本格イタリアン「Osteria kaki 」
お夕飯は、本格的なイタリアンが味わえるという「Osteria kaki(オステリア カキ)」に行きました。凄く美味しいと聞いていたので、とても楽しみにしていました。
お店の外観。店内に入ると2組先客がいましたが、私が入店して間も無く満席になりました。
まずは生ビールで乾杯。エビスビールです。
メニューは黒板に書かれたものからオーダーします。この日は台風の影響で船がつかず、バーニャカウダなど作れないメニューもありましたので、お店の方に相談しながら決めました。
ズッキーニのアンチョビとチーズ焼き。ズッキーニとアンチョビとオリーブオイルの相性が絶妙。
焼きカプレーゼ。チーズが美味しいです。
生ハムと野菜の盛り合わせ。生ハムが分厚くて、野菜も新鮮で美味しいです。
ホタテ貝の香草パン粉焼き。美味しすぎてスープも飲んでしまいました。
ピザはマルゲリータ。少し塩味の効いたフォカッチャのようなモチモチの生地が美味しいです。
アーリオオーリオのペペロンチーノ。
デザートはジェラート。ミルクと黒キャラメル焼きアーモンド味。
どれも全部美味しくて、感動するあまり途中から満腹中枢が壊れて、全部制覇したくなるくらいでした。食材も美味しいし、お店の人は気さくで居心地も良かったです。
ここは次来た時も間違いなく訪れたいお店です。そして是非とも予約をして、訪れて欲しいです。
●Osteria kaki (オステリア カキ)
住所:鹿児島県大島郡与論町大字立長338−3