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龍の都志賀海神社

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福岡に来たら絶対に行ってみたかった志賀海神社は、綿津見神社の総本社であり、海の神様や龍の都として古くから信仰を集めていた神社です。海の神様、全国の龍が集まる都と聞いて、訪れてみたかった場所。今回の旅で初めて訪れる事が出来ました。

志賀海神社について

志賀海神社は、福岡市東区志賀島にあり、志賀島は昔から大陸と朝鮮半島と交易でつながっている重要な拠点だったそうです。「しかのしま」と呼びます。博多からは30分程で行けます。

御祭神は海の神綿津見三神

御祭神は海の神様と称される綿津見三神が鎮座しています。

三神とは仲津綿津見神(なかつわたつみのかみ)・底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)・表津綿津見神(うはつわたつみのかみ)で、伊邪那岐命が黄泉の国から逃れて帰った際に禊をして産まれたのがこの三神です。

禊をした際に産まれたので、不浄を清めてくれる禊祓のパワーを持ち、海の安全も守ってくれる力強い神様です。

志賀海神社への参拝方法

初めて行く神社へお詣りする時は失礼がないように、ある程度勉強していくのですが、驚いたのが参拝時の心掛けと参拝方法です。

神社のHPによると、「身内に御不幸があられた方には服忌の期間は極力参拝をご遠慮ください。また、しきたりにより、生理中の方、生後一〇〇日以内のお子様、妊娠中の方のご参拝も極力お控え頂いています」とありました。

今回私は上記の注意事項に該当しなかったので、心置き無く参拝することが出来ました。

そして参拝方法ですが、「禊祓いの神様であるために、ご参拝の前に御潮井を左、右、左と軽くふり清めていただきます。 手水舎で左手、右手、口を清めてからご参拝ください」と書かれていました。(公式HP引用)

左手前にあるのが御潮井です。階段を登る前に、左→右→左としっかり、身を清めます。

駐車場の中にある入り口です。ここには御潮井はありません。ここを正面に左に回ったところに御潮井のある鳥居があります。

階段にはこんな模様がありました。

階段を登ると、摂社山乃神があります。大山津見神を祀っています。

楼門の手前に石の太鼓橋があります。

柵がかけられていて、渡れないようになっています。

御神木です。境内は静まり返り、とても力強い空気を感じます。御神木から出るエネルギーでしょうか、このあたりから言葉が出なくなりました。

手水舎です。

本殿です。ピンと張りつめた厳かな空気の中、清々しい風を感じます。立っているだけでまるで心身共に浄化されているような感覚になります。

本殿前にも御潮井があります。ここでもう一度、左→右→左と身を清めてお詣りしました。

本殿の横、海側にある亀石遥拝場所です。

神功皇后が三韓征伐を行なった際に阿曇磯良が亀に乗って現れた言い伝えによって、のちに奉納された石です。その時の亀が石になったという言い伝えもあるそうです。

遥拝所の景色が素敵です。

摂社今宮神社です。境内には末社と摂社がたくさんありました。

灯籠には鹿と龍がいました。志賀島神社には写真を撮り忘れましたが、鹿角堂というところに鹿の角を1万本以上納めているそうです。

志賀海神社はどこにあるの?

●志賀海神社

●住所:福岡県東区志賀島877

電車・バスでも行けますが、最寄りの駅・バス停からはいずれも徒歩10分ほどかかるようです。可能なら車が便利だと思います。

まとめ

神社が好きで今まで色んな場所に訪れましたが、ここ志賀海神社は今まで感じたことのないような気の流れを感じるとても神聖な神社でした。山の中にありながら海も眺められ、時折感じる海風が心身の浄化を後押ししてくれるようで、清々しい気持ちで参拝できました。

志賀海神社のある志賀島も博多湾に浮かんでおり、船でも陸でも行くことができますが、とても景観の良い場所です。金印が発掘された場所としても歴史があり、金印にまつわるグルメやカフェなどもあるので、ゆっくり観光するにも良い場所だと思います。

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