沖縄の好きなところは美しい青い海があるだけでなく、手つかずの自然が残されている離島に簡単に渡って味わえること。中でも伊是名島はただ海がある離島ではなく、琉球国王であった尚円王の生誕地として知られていたり、まるでピラミッドそのものの形をした城跡があったり、山に囲まれた自然もたっぷりで魅力満載の離島。
そんな伊是名島にずっと行ってみたいと思っていたものの、ゆっくり一泊して味わいたい為なかなか行けず、私にとって近くて遠い島でした。
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伊是名島はどんな島?
伊是名島は沖縄本島からフェリーで約55分で行ける離島です。
琉球国王であった尚円王の生誕地として有名で、ピラミッドの形に見える伊是名城跡やとても綺麗なエメラルドグリーンの伊是名ビーチなど、歴史や自然が存分に楽しめます。
伊平屋島へのアクセス
伊是名島へは沖縄北部今帰仁にある運天港からフェリーで約55分、1日に2便運航しています。
●運天港
伊是名島へは日帰り?宿泊は必要?
フェリー1便目で運天港を朝10時30分に出発すると11時25分に伊是名島に到着します。そして伊是名島発の2便目が13時30分に出発するので、滞在時間約2時間にはなりますが日帰りは可能です。
伊是名島の周辺は16.7Kmなので、2時間あれば車でも自転車でも一周でき、目的地には行けるかと思います。ですがゆっくり観てまわりたいという場合には、やはり宿泊は必要になるかと思います。
我が家は一泊で出かけました。自家用車はフェリーに乗せて行くよりも現地でレンタカーを調達した方が断然安かったので、運天港近くの民間駐車場に500円で停めました。レンタカーの台数が限られるので事前に予約してから行った方が良いと思います。
運天港からフェリーで伊是名島へ
フェリーは大きくて広くて快適です。ど真ん中には尚円王が!
伊是名島が近づいてくると、まるでピラミッドのような形をした伊是名城跡が見えてきます。乗船時間55分なので、外に出て景色を眺めているとあっという間に島に到着しました。
フェリーの中にも尚円王がいました。
11時25分、あっという間に仲田港に到着。
伊是名島観光
宿にチェックインとレンタカーを借りる
仲田港の目の前の民宿「美島」を予約していたので、まずは宿にチェックイン。
●民宿 美島
住所:沖縄県島尻郡伊是名村仲田177-8
我が家が利用したのは、伊是名の港である仲田港の目の前にある伊是名レンタカーを利用しました。一泊料金4千円しない位で安いですし、おそらく島内でここしかレンタカー屋さんはないと思います。
ここも仲田港の目の前にあります。
●伊是名レンタカー
まずはお昼ご飯で腹ごしらえ
離島に行くと調べていたお店がお休みだったりして探し回ったり、お昼を逃してしまうことがあるので、我が家は離島に行くと先にお昼を食べて残りの時間を観光にまわすことにしています。
この日も調べていたお店はことごとくお休みで、ようやく営業しているお店にたどり着く事が出来ました。
麺カフェ「太陽食堂」。米粉を使ったグルテンフリーの太陽麺を使ったメニューがたくさんありました。写真は撮ってないですが、私はトマトと大葉の冷製麺、夫は温玉冷麺を食べました。デザートも米粉のケーキを頂きました。
たまたま立ち寄ったお店でしたが、美味しかったです。
●太陽食堂
島の神聖な場所 龍神洞窟から見る景色も神秘的な美しさ
お昼を終え、はじめに島の拝所にご挨拶に行きました。
海岸線を伊是名城跡に向かって走らせると突然現れます。入り口はこんな感じなので、見逃さないように注意が必要です。
龍神堂と書かれた石碑があります。
車と停めて石碑の先を進むと、鳥居が見えてきました。まずはこちらでご挨拶し、中で進みます。
拝所です。ただ感じてください笑
拝所までは少しだけ登りますがそれほどキツくありません。拝所から海に向かって見える眺めです。
エメラルドグリーンとコバルトブルー、そして青い空!伊是名ブルー、最高!
ガラス細工のような透明感あるブルーがたまりません。早く泳ぎたい・・・
●龍神洞
ピラミッドの正体、伊是名城跡へ
龍神洞から海岸線を走り約15分、ピラミッドに見える山の正体、伊是名城跡へやってきました。
ピラミッドに見えるのは海側からだけのようで、正面からはこのように玉御殿と呼ばれる尚円王代々のお墓がありました。
14世紀頃に築城され難攻不落と言われた城は、現在は城跡とこの玉御殿が残っているだけとなりますが、頂上まで登ることが出来るようなのでいつか登ってみたいです。
伊是名城跡は広い公園になっています。この後急に雲が出てきてスコールが!急いで車に戻り、10分で城跡は退散。
●伊是名城跡
海ギタラ陸ギタラが一望出来る島の聖地 アハラ御嶽へ
伊是名城跡から龍神洞方向へ走ること20分。突然のスコールもやみ、すっかり晴れ間が広がりました。沖縄は晴れていてもスコールがあるので、油断なりません。
島の聖地と言われる御嶽へやってきました。こちらも入り口がわかりづらいくて、通り過ぎてしまいそうでした。
頂上に行くまでこんな道を進みます。途中ロープがあったくらい、距離はそれほどないけれど、険しい道でした。
不安になるくらい細くて暗くて険しい道を登ると、御嶽が突如現れます。登らないと味わえない神聖な空気と綺麗な景色が素晴らしいです。
ご挨拶させていただきました。
拝所の近くには岩があり、そこに座ってしばらく風にあたりました。
海ギタラ陸ギタラが一望でき、この景色本当に言葉を失います。完璧な伊是名ブルー!
●アハラ御嶽
風の岩は龍の口のような拝所だった
伊是名島で一番楽しみにしていた場所がこの「風の岩」と言われる拝所。なぜかというと見つけるのも難しく、見つけたとしても道が険しく登るのが難しいと聞いていたから。
アハラ御嶽から車で少し走ると木の標識を見つけました。
標識を見つけたので頂上へ進んでみます。
はじめこそ道はあったものの進んでいくと木々や草木をかき分け、道無き道を進んで頂上を目指します。登るキツさよりも、草木をかき分けて進むのが大変です。
しばらく進むと本当に龍の口のようにパックリ開いた二枚の岩が頂上に鎮座していました。岩と岩の間は人が一人入れるくらいのスペースが空いています。
アハラ御嶽からの景色も綺麗でしたが、ここからみる海ギタラ陸ギタラも最高。
頂上に着くや否や風が凄まじく吹きはじめ、穢れや雑念が浄化されるようでした。そして驚いたことに、雲までも龍の口のような形となって現れました。
●風の岩
絶景 伊是名ビーチ
いよいよ海に泳ぎに行きます。
お昼ご飯を食べて約4時間、伊是名島をひととおり楽しんだ後は、我が家の一番のお楽しみ、海です。
夕方17時の海ですが、昼間と変わらない美しさ。波が穏やかで綺麗です。
潮がひいていて、水温が高くあたたかかったので、泳ぐというより温泉のようにしばらく二人でプカプカ浮いて楽しみました。
日が暮れて来ました。綺麗な夕日が期待できそう!
オレンジ色の夕日と空の青い色が融合され始める時。
ただただ美しい・・・伊是名島。
●伊是名ビーチ
夕日を楽しんだ後は民宿に戻り、夕飯を頂きました。ちなみに写真はないですが、商店のようなスーパーで缶ビールとポテチを買っておいたので、夕飯後はお部屋でゆっくりしながら休みました。お風呂は部屋付きのシャワーでした。
伊是名島 二日目
あっという間に朝・・・旅行の一泊二日って本当にあっという間。朝食を民宿で済ませ、チェックアウト。
朝9時に仲田港発のフェリーに乗るので、時間まで港から近いターシ浜で海を眺めて帰りました。
●ターシ浜
感想
沖縄からたった1時間で行ける離島、伊是名島は美しい海に囲まれ、神々しい大自然にも癒され、のんびりとした島時間を過ごすことが出来ました。一泊二日でも島の魅力を存分に楽しめて、予想以上に満足できること間違いなしです。駆け足で島を巡ってしまいましたが、次回は城跡にも登ったり、海でのんびり泳ぎに来たいと思います。