前回はハレクラニ沖縄でのランチについて書きましたが、今回はディナーについてご紹介します。
前回私が行ったランチの記事はこちら↓
ミシュランシェフの手がける「SHIROUX(シルー)」
つい先日誕生日を迎えた私の為に、夫が連れて行ってくれました。ランチに行って日も経たないうちにディナーにも訪れることになるとは、夢のようです。
今回ディナーに訪れたのは、ミシュランシェフの手がけるイノベーティブ「SHIROUX(シルー)」
店名の「シルー」は白という意味の沖縄の方言が由来の、ミシュランシェフが手がけるレストラン。沖縄の食材にこだわり、沖縄でしか味わえないイノベーティブなディナーをフルコースで楽しめるということで、期待が膨らみます。
早速「SHIROUX」へ向かいます。
「SHIROUX」の場所は、メインロビーのあるオーシャンフロント棟のエレベーターで5階に上がり、連絡通路を渡ったサンセットウイング棟にあります。
サンセットウイング棟にもエントランスが同じように設けられています。
17時からのディナーの少し前に到着したので少し暗いです。
見事な逆光で分かりづらいですが、オーシャンフロント棟ロビーからは噴水の先にオーキッドプールが眺められましたが、サンセットウィング棟からは恩納村の海が目の前に広がっていました。
では、早速レストランへ!
「SHIROUX」ディナーのスタート
メニューは、コース1種類のみ。ドリンクはアルコールorノンアルコールのペアリングか、アラカルトで選ぶことができます。
席につくと、真っ白い石灰岩に置かれたシェフからのメッセージと、裏にはコースのメニューが書かれていました。店名のシルー=白、白い石灰岩=白い自然、何にも染まっていない白から生まれるお料理、そんな意味が込められているのでしょうか。
スタートは、黒糖のゼリーの入ったさんぴん茶。さんぴん茶もゼリーもうっすらとかおる程度でこれから出るお料理に影響しないよう工夫されているのか、初めから沖縄の味でしっかり心を掴んでくれてます。
3品のアミューズ。発酵パイナップル、ブータンノワール、黒糖、ジーマーミ豆腐
ジーマーミ豆腐と鶏を燻製にしたもの。
発酵パイナップル。パイナップルの繊維の食感が面白くてお菓子のよう。
右手はコースメニューのブータンノワールと黒糖のチュイル。豚の血を使ったソーセージを黒糖がほんのりかおるチュイルで巻いています。豚の血は沖縄では古くから食材としても使われており、チーイリチャーという豚の血の炒め物は有名です。サトウキビを編んだプレートもオシャレ。
左の写真は私がブータンノワールの代わりに提供して頂いたもので、紫いもの焼き芋です。葉っぱから煙が立っていて、落ち葉で焼き芋を焼くそのままの姿でやってきました。焼き芋はハワイでも出しているそうですが、その美味しさはハワイを超えてしまったと言われているらしいです。紫いもは沖縄限定とのこと。
さらに3品のアミューズは、アーサータルト、よもぎ、島唐辛子、ゴーヤ、ガスパチョ。
ゴーヤのガスパチョ。食べ応えあるプリプリの海老と胡瓜が入っています。ゴーヤの苦味はしっかり効いています。
アーサーのチップスにキャビアが添えられています。
よもぎのシフォンケーキは手で取っていただきます。島とうがらしの辛みがほんのり。よもぎの葉と島とうがらしが飾られていて、一目で食材が分かり、お料理と関係のない装飾は施されていません。
続いては温かい前菜。
島らっきょうと白ゴーヤのソース添え
豚足に赤米を詰めたものを紫蘇で巻き、その上からイラブーで出汁を取ったコンソメを注いでいます。豚足もイラブーも沖縄では馴染みの深い食材です。
ガーゼに包まれた酒粕のパン。イラブーのコンソメにつけて食べるよう勧められる。
フリットしたハタ、もずくと山羊のミルクを使ったチーズ添え
いよいよメインディッシュ。
沖縄のブランド牛、もとぶ牛のロースト、発酵バナナとパパイヤの酢漬けと田芋のミルフィーユ添え
骨の中に入った骨髄のソースを添えて頂きます。ジューシーなお肉が口の中でとろけます。
黒米の蒸しパン。暖かくてフカフカ。
サプライズケーキはハレクラニのココナツケーキ!!!
お料理を食べ終えてデザートタイムに移る頃、夫が用意してくれたサプライズケーキが!しかもハレクラニ といえば思い浮かぶココナッツケーキがホールで出てきました!
お料理をたらふく食べた後でしたが、二人であっという間に完食しました。
そして驚くことに、ケーキを頂いた後に普通にコースのデザートが3皿出て来ました。しかもどれもがハイクォリティなデザートが出てくるとは想像していなかったのでビックリです。
パッションフルーツにココナッツ添え
アマゾンショコラを赤紫蘇のゼリーで包んだもの。ショコラと赤紫蘇の組み合わせ、ゼリーとショコラの異なる食感が斬新だけどめちゃくちゃ合う!
最後の一皿、プティフールはさんぴん茶のフィナンシェ、キャラメルで巻いたアマゾンショコラ、シークワーサープリン。最後のデザートまで沖縄の食材を使っているこだわりよう。キャラメルショコラは食べた時にショコラだけ口の中で先に溶けてキャラメルが残ることがなくて美味しかった!
メインディッシュが始まる頃、レストランから綺麗なサンセットが見えました。
テラスに出てサンセットを堪能。夕日は雲に隠れてしまいました。
ディナーの感想
これでもか!というくらい沖縄の食材をふんだんに使ったお料理は斬新で楽しめて、とても美味しかったです。沖縄に住んでいる私には馴染みのある食材ですが、イラブーや豚の血などほとんど食べる機会のないものまで食べられて沖縄がぎゅっと詰まっていました。県外から来た方や外国の方はとても楽しめるのではないでしょうか。
美味しいのは勿論ですが、美味しいとか美味しくないとかではなくただただ楽しく幸せな気分になれる、そんな空間でした。恩納村の海を眺めながらのディナー、とてもゆったりした時間が流れていた気がします。ここは絶対にまた来たいです。
最後に、前回来たのは昼間だったので、夜の様子を。
ディナー後のサンセットウイング棟のロビー。白で統一された洗練された花。
オーシャンフロント棟のロビー。
夜のオーキッドプール
ライブを聴きながらのディナータイムも素敵な様子でした。日本料理のレストランも気になるし、いつか全店制覇したいです。
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