沖縄で日本蕎麦を食べられるお店を探していると、意外とあるかも・・・という事が分かってきました。数はあっても実際にお店に訪れてお蕎麦を食べてみないと分かりませんが、「美味しくて、手打ちで、欲を言えば十割で」という贅沢な望みを叶えてくれるお店はやはり数少ないように思います。
そんな数少ない「美味しくて、手打ちで、欲を言えば十割で」という条件を満たしてくれる、しかも相当美味しい手打ち十割蕎麦を見つけました。
それは、嘉手納にある日本蕎麦工房「せい家」です。
日本蕎麦工房「せい家」はどこにある?
●日本蕎麦工房「せい家」
住所:中頭郡嘉手納町嘉手納296−4
電話番号:098-957-3139
営業時間:11時〜15時
嘉手納町役場や旧嘉手納ロータリーの近くにあります。駐車場はありませんが近隣にパーキングがありますので、そこに停めて行きました。
店内の様子
座敷とテーブルがあり、どちらが良いか訊かれ、座敷に案内して頂きました。入店時間は13時頃、ちょうど1組いたお客様が帰られたタイミングでしたので、店内は自分たちだけでした。
座敷には2組のテーブル。店内にはジャズが流れていると思ったら、戸棚にたくさんのレコードが置かれていました。日本蕎麦やさんで流れるジャズの音色も、なかなかモダンな雰囲気で良いです。
入り口側にあるテーブルはこんな感じです。
冷たいお水か温かいお茶のどちらが良いかきかれ、出していただいた温かい蕎麦茶。美味しいです。
メニュー
十割もりそばは蕎麦の殻をとったお蕎麦で、十割田舎もりそばは蕎麦の殻ごと挽いた蕎麦粉を使用しているとのこと。メニューの内容について、とても丁寧に説明して頂きました。
初めて食べるので二種もりそばで食べ比べをしよう!と思ったら、二種もりは大盛りが出来ないそうなので、もりそばと田舎もりそばをそれぞれ大盛りにして夫とシェアする事にしました。
天ぷらまんじゅうは蕎麦粉で練った生地の中に餡子を入れて揚げているそうです。人気のメニューのようだったので気になりましたが、お蕎麦のあと運動をする予定だったので、今回は泣く泣く・・・我慢。
いよいよ十割そばを頂きます!
十割もりそば、大盛りです。
殻をむいて挽いた蕎麦の麺はうっすらと透き通ってます。麺の端っこを見ると手打ちらしさが表現されているの、わかりますか?
こちらは十割田舎もりそばの大盛り。
個人的にはこちらの強い蕎麦の香りと太い麺、しっかりしたコシが好きです。喉越しよりも噛んで噛んでコシを味わいたい。本当に美味しい!!!
蕎麦味噌をのせたお豆腐も美味しい。くせになりそうな味噌の食感です。
食べ終わる頃に、蕎麦湯が運ばれてきました。蕎麦湯はサラサラしていて、蕎麦の香りが凝縮されていて美味しかったです。
感想
沖縄でこんなに本格的で美味しい十割そばを食べられると思っていなかったので、驚きました。強い香りとコシがあるお蕎麦が自分の好みということもありますが、かなり美味しいです。主人も毎週食べに来たい、というくらい気に入った様子でした。
このお店を探している時にたくさんの方が口コミで本当に美味しいお蕎麦が食べられるお店だと書かれていました。そしてその口コミの中で、今は奥さんが一人でお店を切り盛りしているのが分かりました。お会計の際には奥さんが「美味しかったですか?」と聞いてこられたのも分かる気がしました。
お店の入り口の扉の横にある小窓の中で、お蕎麦を打っているのだと思います。本当に感動する美味しさと丁寧な接客に心温まるお店をせっかく見つけたので、どうかこれからも長くお店をやっていて欲しいなと思いました。